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ケースワーク

しつけについて

質問

ペットの種類/品種名:犬/父、チワワ&トイプードル 母マルチーズのmix
ペットの年齢:1歳
ペットの性別:メス
去勢・避妊:未
何についての相談:噛み
いつ頃からの問題:1年以上前から
飼育環境:室内
散歩頻度:30分以内
同居動物:飼っていない
タイトル:しつけについて
相談内容:
父親チワワ&トイプードル、母親マルチーズのmix♀です。
現在、生後1年になりました。
生後8ヶ月の時に友人から譲り受け、「おすわり」、「待て」、「ダメ」、呼び戻しはマスターしたのですが、何度練習しても「お手」ができずにいます。
それと、何度注意をしても甘噛みが治りません。
「ダメ」「痛い」と言うとすぐに止めるのですが、10秒もしないうちにまた甘噛みを始めます。
「お手」と甘噛みを治す、上手なしつけ方法はないのでしょうか。
教えて下さい。


回答

「噛みたいはしゃぎたい」真っ盛りのお子ちゃまに「甘噛みを止める」というのは、逆に「甘噛み行為を強化している」ことになります。
たいていは甘噛みをやめさせようとマズルを掴んだり「痛い!」と声をあげたりされる飼主が多いのですが、これは犬を逆に興奮させてしまいます。
子犬とは「コミュニケーション方法」として「噛む」のです。あなたとのコミュニケーションを計るために噛んでいるのですから、それに「反応」を見せるとそこで「コミュニケーション成立」となるものです。だからお子ちゃまは再びかじかじしてくるのです。元の飼主さんのところで、もしかしたらそのように強化されていたのかもしれないですね。

そのようにして「コミュニケーション不成立」にさせることで幼少期を過ごさせていると、いつのまにか「噛むことはコミュニケーション方法ではない」「他のことでコミュニケーションを図れる」と学習し、子犬の成長過程の一環としての甘噛みで終了してくれるのです。
また、お散歩にてたくさんの刺激を受けることで「心が満たされる」と(お外にはおうちの中での何百倍もの刺激が詰まっています)成長するに従い、「かまってかまって」ではなくなってきます。噛んであなたの気を引こうとしなくても良くなってくるのです。

コミュニケーションを不成立にしてやることです。

「オテ」に関しても、そのような芸は「偶然の成功」を造り出すことが大切。おやつをルアーに使い体重移動をさせたり、要求してくるなどで手をかけてくる瞬間に「オテ」と言葉を乗せてから褒める、などと工夫してみることです。または、手を掴んで「オテ」を何度も何度もとにかく繰り返していると、ある日からできるようになった、という飼主さんもいることです。とくに「やり方」というのはなく、「根気」がモノを言うのかもしれませんね。

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