HOME<犬の問題行動

MENU
ケースワーク

散歩時のリードの引っ張りぐせ

質問

ペットの種類/品種名:犬/ボーダーコリー
ペットの年齢:生後9ヶ月~生後11ヶ月歳
ペットの性別:メス
去勢・避妊:未
何についての相談:散歩
いつ頃からの問題:1年以上前から
飼育環境:室外
散歩頻度:1時間以上
同居動物:飼っていない
タイトル:散歩時のリードの引っ張りぐせ
相談内容:
散歩の時に、リードを強く引っ張ります。
喉が苦しくないか心配します。
引っ張らなくなるには、どうすればよろしいでしょうか?
コツを教えてください。


回答

たいていの飼主は、「苦しそうだから胴輪(ハーネス)にする」だとか「苦しそうだから一緒に走る」だとかやりますが、これはすべて逆効果なこと。
のどが苦しくさせるのは自分が引っ張るから、と教えなくてはいけません。
まして相手はボーダーですから、かなりの引きがあるでしょう。今のうちからなんとかしたいものですね。

ここでやることは「あなたが歩く主導権を持つ」ことです。
その子の動きではなく、「あなたの動き」を主張します。
前に飛び出していけば即ターンをし、真逆の後ろへ歩き始めて下さい。
右に飛んでいけば左に向かって走って下さい。
後ろに踏ん張り始めたら両手でリードを持ってどんどんと前に進んで下さい。

つまり、すべて「真逆のこと」をやるのです。方向もスピードもすべて逆のことを行なって下さい。
真逆のことをするタイミングは「前に飛び出ていきそう」「意識が右に向かったとき」のように、その子が「・・・しようとしている瞬間」を狙うこと。
最初はターンばかりを繰り返さなくてはいけないためなかなか前に進めません。
しかし、続けていると「今度は母ちゃん、どっちにいくんだ??」とまずは自分が動く前にお伺いを立ててきます。この「お伺い」が欲しいのです。「お伺い」をあなたが感じ取った時には喜んだ声などを出し「良い反応」を見せてあげましょう。そうすると、その子もどんどんと「あなたとのアイコンタクト」を楽しみ始めるはずです。

着実に根気よく毎日毎日繰り返していくと、大人になった時にはその歩き方が普通になってきますからね。

▲TOPへ戻る