ペットの種類:犬チワワ
ペットの年齢:12歳
ペットの性別:オス
散歩中に犬とすれ違うさいに吠えにいきます。
噛むことはないのですが、どうしたらいいでしょうか?
さて、12歳ですね。今までずっとその行為は引き続かれていたことですよね。今からでもなんとかしようと思う気持ちは大変すばらしいと思います。しかし、「できれば吠えなくさせたいな・・」と思われているのなら、まずはご自分の気持ちを「絶対に吠えなくしてやる」と強い気持ちを持てるように自己暗示をかけることが最初です。若い頃ならまだしも、高齢となれば、その行為をやめさせる前に、「癖(反射的行為)」として出来上がってしまった行為を無くすことから始まります。ワンコは習慣で生きています。その習慣をこれから変えようとするのですから、かなりの努力と根気が必要になることを覚悟してください。
噛むことがないのであれば、最低2日に一度はドッグランへ足を運ぶことです。その子に必要なのは「吠えても無駄」ということを学習させること。ドッグランへ行ってその子が自分から吠えやむまで帰って来てはいけません。それを一週間に何度も繰り返し行なうことです。
ドッグランへ行ったら、リードは離さずにずっと持っていてください。(そのこの場合、いずれはリードがついているからこそ気が大きくなり吠える、といった行為がみられそうなので。)そして徹底していただきたいのは2つ。「吠えようが何しようが、絶対に言葉をかけないこと」と「足下にまとわりついて助けを求めてくる/犬が近づいて来たら飼い主さんの後ろに隠れようとする行為がみられたら抱き上げたりかくまったりしないこと」。つまり、「お母さんは助けてくれない」ということをしっかり理解してもらうことです。それが理解できたら、吠えるのをやめ、自分自身で解決法を探してくれるはずです。今は吠えたらお母さんが助けてくれる、お母さんが相手から引き離してくれる、お母さんが「こら」「やめなさい」というから応援してもらっている気になり、気が大きくなる(ワンコは怒られているとはみじんも思っていない)。これらの可能性を全て排除するために「お母さんの存在」はそこにあってはならないのです。
上記をとにかく繰り返してください。そして吠えやむまで帰って来てはいけません。また、吠えやんだらその子の様子を見ながらリードを離す時間も入れていくと良いかもしれません。毎日のように足を運ぶにつれ、ドッグランに入った時から吠えやむまでの時間がどんどんと短くなっていくことでしょう。その段階までいってから初めてお母さんが「吠えを止める」行動へと移していくことができます。
とにかく根気です。もし「絶対に吠えないようにしたい」と強く願うのであれば、これから毎日のドッグラン旅行が価値あるものとなるでしょう。そして遠回りのようでいてそれが一番の近道です。諦めないこと。そうしたらその子もきっとわかってくれるはずです。