ペットの種類/品種名:犬/柴犬
ペットの年齢:10歳
ペットの性別:オス
去勢・避妊:未
何についての相談:その他
いつ頃からの問題:1年以上前から
飼育環境:室外
散歩頻度:1時間以上
同居動物:飼っていない
タイトル:音に怖がる
相談内容:
9才の時に家に来ました。
物音や雷、花火などを非常に怖がり、泣いたりバタバタと落ち着かなり、居る場所から出ようと物を咬んだり大変です。
留守をする時など、とても心配で困っています。
去勢は医者によると、赤血球が少なく手術して血が止まりにくいので出来ないと言われています。
音に怖がらず落ち着くには、どのようにすればいいでしょうか?
宜しくお願いします。
ちまたでは「疑似音を聞かせ続ける」「小さい音から慣らしていく」などといったことが唱われますが、実際効果があるかと言うと疑問です。
恐怖感は歳をとるごとに増していきます。そして「慣らしていく」ことが恐怖感を募らせる速さに追いつかないことがほとんどです。
9歳でそれだけの恐怖を感じているのであれば、それを「克服させよう」とするのではなく、これからその子の一生の間ずっと「恐怖を感じるその子の行動と上手く付き合っていく」ということになります。
そしてそういった際には「隠れる場所」を提供してあげることしかできないでしょう。
バリケンネルのような、頑丈な「クレート」を用意してあげて下さい。「隠れる場所」を作ってあげることです。もしその中でも暴れるようだったら、安全を確保するために、クレートの戸をしっかりと閉めておいてあげてください。
恐怖を感じている犬に対して「だいじょうぶ!?ああ!パニックになってる!どうしよう!」と人間がよくパニックになっていることがしばしばあります。これは余計に犬を神経質にさせ、パニックに陥らせるので、犬がパニックになっているときこそ人間は堂々とどっしり構えていてあげてください。そんな音に気づいていないくらいの演技でいいでしょう。「なにをそんなにこわがっているの!ばっかねえ!」と笑い飛ばしてあげてください。
また、体をさらしかなにか広範囲でぎゅっと締め付けてあげておくのも試す価値はあるかもしれません。腹帯のようなもの、というイメージでいいでしょう。もしそれがなければ、幅広のゴムテープかなにかを巻き付けてあげるのも代替にすることはできますね。ただこれはあくまでも「試す価値があり」というものなので、あまり期待をせずにやってみることをお勧めします。