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ケースワーク

噛み癖

質問

ペットの種類/品種名:犬/フレンチブルドッグ
ペットの年齢:生後3ヶ月〜生後5ヶ月
ペットの性別:オス
同居動物:猫
ペットの去勢&避妊:未
何についての相談:噛み
いつ頃からの問題:1ヶ月前から
飼育環境:室内
散歩頻度:10分以内

内容:手にやたらと噛みついて来ます。甘噛み程度ではなくかなり痛いです。
しつけ本に習ったりしていますがなおりません。何かいい方法はないですか?


回答

そうですね、そのやり方(噛んで来たら口に拳や指を押し込む、など)はあまりお勧めできませんが、確かに効く子はいるでしょうね。
しかし、フレンチブルには効きません。
しかも今はお子ちゃまで、まして一日お留守番が多いのであれば、あなたが見せる反応全てがとにかく楽しくなりとにかく興奮してしまうことでしょう。ただでさえやんちゃ盛りなのですから、もしあなたの手を口に押し入れたりするなどしたら「もっと来い!」「来てみろ!」とけしかけているとしか伝わりません。だからもっともっと興奮をさせてしまうのです。
その子はあなたの存在を「激しくやり合える相手」としか思ってないのですから、あなたにかまって欲しい時などはやはり激しくけしかけてくることでしょう。
また、犬とは噛んでコミュニケーションを図ろうとするもの。本来ならその子の兄弟や親と噛んだりじゃれあったりしながら噛む強さの限度を学んでいくのです。同時に、何か噛むことで自分の心に刺激を与えている、ということも言えます。噛むのは犬にとっていたって普通の行為でありコミュニケーションのツール。甘噛みは子犬の成長過程に必需であり、成長するに従ってだんだんと薄れていく行為です。それなのに押えつけようとがむしゃらに戦ってしまうから、「大人になっても甘噛み行為が残る」のです。
子犬の甘噛み行為には、特にフレンチブルのような元気活発な子たちには、お散歩の量と時間を増やすこと。お外とはおうちの中で受ける刺激の何百倍何千倍の刺激が詰め込まれています。刺激に飢えている年齢なのですからとことん5感をフル活動させてあげましょう。そうしてお外でたくさんの刺激を受け心が満たされ満足し、心が育まれていくうちに、あなたとの関係が自然といい方向に築かれ、一年もしたら気づかないうちに甘噛み行為はなくなっているはずです。
子供のうちはやんちゃでなんぼ、です。やんちゃ坊主は「抑制」するのではなく「発散」させることが大切です。

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