ペットの種類/品種名:犬/柴
ペットの年齢:生後0ヶ月~生後2ヶ月歳
ペットの性別:オス
去勢・避妊:未
何についての相談:噛み
いつ頃からの問題:1ヶ月前から
飼育環境:室内
散歩頻度:散歩をしていない
同居動物:柴・雑種
タイトル:噛み癖
相談内容:
11月5日で三ヶ月になる子犬です。
私が仕事で家にいないときには主人が世話してくれているのですが、少し目を離すと皮のソファーや紙などを主に噛んでボロボロにしてしまいます。
すぐに叱るのですが、なかなか治りません。
大事な書類なども届かないところに置いても、びりびりにしてしまっています。
家の中でも先住犬と遊んだり、ボールやお気に入りのおもちゃで一人で遊んでいます。
運動は十分していて、活動面ではストレスが溜まってるようには思えません。
噛んだり、破いたりするのはなぜでしょうか?
また噛み癖はどう治していけばよいでしょうか。
ご指導宜しくお願いします。
それは、子犬を育てる上では覚悟をしていなくてはいけない事柄です。
どの子も口を使ってたくさんの物体を破壊します。また、破壊していく過程が、刺激に飢えているその子の心にとても刺激的でたまらないのです。残念ながら、しょうがない話なのです。
犬とはもともと「口を使ったコミュニケーション」をする生き物。子犬は成長していく上で、「口を使って」じゃれ合ったり「口を使って」おもちゃで遊んだり「口を使って」奇妙な物体(その子たちにとってはどれもこれも真新しい冒険と経験なのです)を確認します。そして「口を使って」ガムを噛んだりし心を発散していくものなのです。
つまり、「噛む」行為は犬にとってはとても健康的なこと。だからこそ子犬の時期の「噛み」は止めていくものではなく「発散させていく」ものなのです。
子犬の頃は「目を離す」ということがなかなかむずかしいですね。
人間の、ちょうど、はいはいをし始めた子どもを扱っているようなもの。目を離すと何をやらかすかわからないのです。
「大事な書類なども手の届かないところに置いても・・」とありますが、びりびりにされたのであれば、結局は「まだ手の届く範囲に置いていた」のです。
目を離すのであれば、噛んでほしくないものは全て手の届かないところに避けておくのが人間の責任。または、イタズラをされないように、サークルやケージに入れておくのも人間の責任です。
物を噛まれたからと言って、それは犬のせいではありません。監視が行き届かなかった人間のせい、ということを自覚してください。
そのような「噛み」は成長過程では通らなくてはいけない道。
成長するに従い、心が健康に育っていった場合には、その行為はどんどんと落ち着いてきます。
治そうとするのではなく「危険を避けながら」「見守っていてあげること」が肝心です。