札幌の犬のしつけ・犬の幼稚園・ペットホテルなら1/2Hounds(ワントゥハウンズ)

新着情報

1/2 Houndsへようこそ!私たちの生い立ちとこれから。

はじめに·ご挨拶 1/2 Houndsの生い立ち

初めまして。犬と飼い主のより良い関係を築くお手伝いをするドッグトレーナーでもあり、飼い主の立場から病気や問題行動を一緒に考える愛玩動物看護師、そしてはたまた、人々や犬の心も身体もリハビリしていきたいと思っている理学療法士の橘です。

 

Columbus State Community College 動物看護学科のとき(遠~い昔です)

 

アメリカのオハイオ州コロンバス市という場所で動物看護師の資格を習得、経験を積んだのち帰国して日本でも動物看護師として従事しました。アメリカにいたときには感じもしなかったのですが、日本に帰ってきてから感じたことは、こんなにも心を病ませている犬が多いのかということ。その上、犬とのコミュニケーションがうまくいかないがために、さらに心を病ませてしまっている飼い主さんが多いということ。動物看護師時代には、飼い主と犬が、そのようにコミュニケーションがうまくにいかないがためお互いに心を病ませている、というケースを何度も何度も目の当たりにしてきました。

そして

1/2 Hounds2009年に生まれました。

「犬の心を健康にすることで、飼い主の心も健康にする」をモットーに、犬との生活がより良いものにできるよう何かできれば··と願い、始めたのが1/2 Hounds(ワントゥハウンズ:「犬houndsと全部半分こ」という意味を込めて)です。お預かり中の子たちには、犬に戻ってしこたま遊ぶことができる時間を設け、そして人間は人間だけでリフレッシュする時間を作ってもらうことのできるような犬の幼稚園&ホテルを2009年に一軒家の地下で創立、そして2011年に路面店へと進出しました。 

 

泥んこになって駆け回る野外活動

 

泥んこになって森の中で自由に駆け回り、冬には雪をこぐ。木々の間を流れる川では、犬として泳ぎを学び、大自然の中でたくさんの刺激を身体中で受け止め、5感をフルに使い込む犬としての自覚を思い起こさせることで、心を健康に戻すことに全力を注いできました。 

大自然の力を借りて、犬に戻って遊ぶ時間を作ります

 

ただ犬達が走り回るドッグランとは全く違います。犬が他の犬たちと、犬に戻って遊んでいる時も、必ず人間が間に入り、「犬⇄人間」の関係をベースに築いた上での野外活動です。人間·大自然·犬、お互いがお互いのために存在することで、心の成長と健康を促します

札幌市南区石山  1/2 Houndsの外観(路面店舗2009年~)

1/2 Hounds 内観

他のお店では出禁になるような子たちが、ここに集い、ここで心の健康を育み、そして成長していきます。犬として、人間とのルールの学び場です。

 

月1回 ボランティア (2011~2015)

「ゲーリー」から保護活動が始まりました。

雪に埋まる犬小屋を掘り起こし続けた第一回目のボランティアの日。

犬の里親探しも着々と進みます。

ここまで寄ってくるのに捕獲ができない半野生犬たち。

 

ある知人より、この場所をなんとかできないかとの話があったため、足を踏み入れてしまったことがきっかけで、月に一度、お店を閉めて行うことになったボランティア活動。ひとりのおじいちゃんが、最大300頭ほどを飼育しており、ほとんどの子が未避妊み去勢。世間からとにかく叩かれていた時代でした。手術を大反対するおじいちゃんではありましたが、月1で2年ほど労力を提供しているうちに、最後には手術への同意を得ることができ、そこからは毎月3~6頭の半野生犬たちを、捕獲したのち動物病院へ搬送しました。2年ほどの間一気に行い続けた結果、その場所での全頭が不妊手術を完了、となりました。そこで私たちのプロジェクトは終わりとし、完全に身を引きました。その際にお世話になった動物病院さんにはとても感謝です。

その後も他の保護活動団体さんと手を取り合いながら、引き続き保護活動は行われています。

この場所で培った、野生犬のハンドリング方法や飼育方法が今でも生きています。

 

ドッグセラピー(ファシリティドッグ)開始

 (2012~現在)

ふかふかな毛が気持ちいい、と皆さんが笑顔になります。

保護された犬たちが、セラピードッグとして活躍しています。

 

「保護犬をセラピードッグに」「犬は犬らしくいてくれるだけでセラピーになる」「ハンドリングさえ間違わなければ、どの犬でも社会貢献ができる」と考える私たちに賛同してくださった札幌市南区の愛全会グループ様と提携をし、病院やグループホームへの訪問が2011年から開始。ご縁に感謝です。犬たちと施設に訪問し、触れ合っていただく機会をご提供。表情のない方が笑顔になったり、いつもお話ししない方が犬にたくさん話しかけてくださったりで、スタッフの方達といつも笑顔が絶えません。

 

理学療法士に。

心だけではなく身体のケアもできるような施設を作りたいと看護師時代からずっと強く想っていました。

試行錯誤の末にやっとスタッフ達が定着し始め、私が店を不在にしていてもスタッフ達に店を任せられると判断できる時期がとうとうやってきたため、スタッフ達に賛同してもらいつつ北海道医療大学、リハビリテーション科学部理学療法学科に入学しました。

かたやアラフォーをとうに過ぎた私の同級生は20歳前後のピチピチの子達。「かずちゃ~ん」(私、和子なので)と呼ばれながら、そんなかわいい同級生達や同年齢ほどの教授達にどんなに励まされたことか···。なんとか大学を無事卒業し、国家試験にも通り、晴れて理学療法士となりました。

ゼミが一緒の同級生たち。

国家試験勉強でもみんなに助けてもらいました。

 

昔はリハビリとは術後や麻痺の身体を改善治療することだと大雑把に考えていたことがありました。でも実際には、私たちが過ごす一分一秒が全てリハビリにつながっている···。献体であるご遺体での解剖を通し、身体構造の素晴らしさや不思議さなどを学ぶことができ、全てが感慨深いものでした。理学療法というリハビリを学んでいくにつれ、人と人との触れ合いの大切さを学ぶことができました。「患者の生活や心にに寄り添うことで、身体のケアをする」ということがリハビリなのだと思います。知識や技術を酷使しながら患者がどんな生活を望んでいるのかを一緒に模索し「患者の生活の目標設定をし、モチベーションを上げてやることで初めてリハビリが成立する」ことなんだと思います。

 

札幌市中央区南23条   1/2 Hounds AQUA(2020年~)

波を出して負荷を上げていけるプール。

負荷を軽減しながら歩く練習ができる水中トレッドミル。

傾斜を上げて、後ろ足の筋トレや持久力を鍛えていけるトレッドミル。

 

人間がリハビリを必要とするように、犬たちも様々な場面でリハビリを要します。「リハビリとはなんぞや」を学んだ動物看護師が理学療法士となり、人間のリハビリを根元に、犬のために応用していく施設を創りました。体力がもたない、負荷が高すぎるような高齢犬や障害を持つ犬たちが健康増進や介護予防、そして健康寿命延長ができる場所です。負荷を変えられるプールでの筋トレ、関節の負担を軽減させながら有酸素運動ができる水中トレッドミル、持久力保持ができる室内トレッドミル、痛みを軽減させることができる酸素療法などでプログラムを進めていきます。

北海道札幌で出た独自のデータやエビデンスを世に送り出せるような、研究できる場所となることを願っています。動物理学療法という分野の発展させる第一歩につなげていきたいと思っています。

 

私たちが向かっている先は···

人間も犬も、高齢者も子供も、老犬も障害犬も子犬も、みんなが一緒に関わり合いながら過ごす毎日がお互いのリハビリになるような施設です。

↓ ↓ これが私のやりたい未来の構想図です。(この二階には、自分の犬と一緒に入ることのできる高齢者や児童施設も併設です。早期実現を目指したいです)↓ ↓

最終像   M+Oさんの制作によるバース

 

飼い主やそのご家族、子供や高齢者も、犬を通して一緒にリハビリができる場所を創造できるように精進いたします。保護活動も引き続き行い、人々と犬をマッチングさせ、お互いが健康寿命をまっとうできる場所を創造します。

 

どうか、そんな私たちを応援していただけますよう、スタッフ一同心よりお願いいたします。

     合同会社コンコルディア  代表社員 橘 和子

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