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ケースワーク

アルファーシンドローム

質問

ペットの種類/品種名:犬/パピヨンとチワワのミックス
ペットの年齢:1歳
ペットの性別:オス
去勢・避妊:未
何についての相談:噛み
いつ頃からの問題:1ヶ月前から
飼育環境:室内
散歩頻度:1時間以上
同居動物:飼っていない
タイトル:アルファーシンドローム
相談内容:
一歳を迎える前後から、自分が気に入らなかったり嫌だったりすると唸って威嚇します。
酷いときには傷がつくほどではありませんが、唸りと同時に凄い勢いで噛み付くようになりました。

特に、散歩後に足を洗う時や、抱き抱えてゲージに入れるときです。
噛んだらいけないものを咥えた時に取り上げる時は、毛を逆立てて歯をむきだし目を血走らせ凄い形相で威嚇します。
いろいろな方法を調べ、今は天罰方式やリーダーウォークなどでしつけ直しています。
とにかく、ものすごく反抗するようになりました。
効果のあるしつけ方はありますか?


回答

犬種的に言うと、パピヨンは特に「戦えない」犬種です。
しかれば叱るほど逆上させてしまう、というものです。

相手が興奮しているほど、あなたは冷静になり、「咬んでも無駄」「興奮する必要ない」「諦める」ことを静かにしつこく行なう事が前提になります。
咬んできてもやめる、または叱る、といった事をせずに、咬みやめるまで行為を静かに続ける、というところが必要です。そして「完全に諦める」までやり続けることを毎度しっかりと繰り返していると、その状態になるまでの時間がどんどんと短縮されて行きます。

それと同時に、かならずお散歩も平行して行なってください。一日何度行っても多すぎる事はありません。

お散歩では、「リーダーウォーク」もいいですが「発散させるお散歩」を中心にしたほうが良いでしょう。
今は1歳とはいえまだお子ちゃまで、たくさんのエネルギーが有り余っているところ。
何に関しても上から抑えつけられているのにお散歩でも抑えつけられてしまっては、「気持ちのはけ口」がなく逃げ場もなくなってしまいます。
その結果、キレやすくなってきます。

お散歩ではロングリードなどを使って、一緒にかけっこしたりボール遊びしたり、など、ふたりできゃっきゃと遊び合ってください。その子の笑顔をたくさん引き出してあげてください。その子に「おかあさーん!」と胸に飛び込ませて来てくれるようになってみてください。でもなにか怖い人や音に遭遇をした時にはお母さんの堂々とした態度でその子が安心出来る存在でいてあげてください。そうしていると、自然とコミュニケーションが生まれてきます。ちゃんとした関係が出来上がってきます。

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