11歳になる柴犬を飼っています。
日中は外飼いで、真夏真冬天候の悪い日は玄関、夕方の散歩が終わった後、夜は玄関で寝ます。
トイレは完全外派で散歩時にします。うんちは朝夕の散歩時一回ずつです。
トイレの間隔が長く、我慢強く家の中での失敗は一度もありません。
我慢できない時は、鳴いて知らせて自宅庭の決まった場所にします。
玄関にトイレシーツをいつも置いていますがした事がありません。
今はとても元気にしていますが、年齢のこともあり、いずれは室内で飼う事になるでしょう。
室内でも抵抗無くトイレが出来るようになればと思います。
ずっと仕事をしていて留守が多かったのですが、わたしが仕事を辞め一緒に居る時間が多くなりました。
この機会にチャレンジしたいと思います。性格は柴気質そのものです。
家族には全く反抗はなく従順です。褒められる事は良く分かっているように思います。
今までずっと外で済ませることを良しとしていたので、どの様に教えれば良いのかご指導頂けたらと思います。
難しいご質問です。万が一に備えて今から準備をするという考えは本当にすばらしいです。しかし相手は柴です。今まで外でしかしなかった排泄を今になって屋内でもする柔軟性を持っているのか・・。そこが疑問です。でも試しても無駄ではないはずですね。やってみましょう。
まず、柴は特に「自分の寝床はきれいに保とうとする性質」が顕著です。ですから、ペットシーツを置く場所として、いつも横になる場所から2−3歩離れた場所に置いてみてあげましょう。また、ペットシーツにはあらかじめおしっこやうんこのニオイをつけておいてみてください。できればご友人が飼われているワンコに使ったペットシーツなんてあれば最高です。女の子とはいえども、自分のニオイで他の子のニオイを消そうとする本能は持ち合わせています。そしてその「偶然の成功」を待ち、その瞬間にほめてあげてください。一度でもほめてあげれる成功をこちらから作ってあげることができればしめたもの。「屋内でもしていいんだな」とその子は理解して来てくれることでしょう。
勝負は一度目の「偶然の成功」を作り出してあげれるかどうか。一度成功したら、二度三度いくまでにはそんなに時間はかからないはず。外でしかしない子にとっては我慢ができないからとおうちの中でしてしまうのはプライドが許しません。「もらしちゃった」という気持ちの方が強いはずです。柴のようにプライドが高ければ高いほどその一度目の成功までにお時間がかかることを覚悟してください。
まず、お外で排泄をしている際にキーワードを言ってあげましょう。「しいしい、ぷうぷう」「わんつーわんつー」などなどいろいろな声かけ例はありますが、ご自分が言いやすいもので結構です。この目的は「キーワード=排泄」と関連づけることです。できれば、そのキーワードを言ったら排泄が促されるように仕向けていきたいものです。そこからスタートしましょう。
同時に、もう高齢なので、できれば「我慢ができないくらいまで我慢させる」ことはしたくないのですが、例えば一日1回の散歩に減らし「偶然の成功」する率を増やすこともひとつの手です。また、「おしっこいきたいよー」と訴えている時に、または本当なら外にいく時間の時にお外で使った排泄を促すキーワードをかけてやり、ニオイのついているペットシーツの上をとんとんたたくなどして、その子がペットシーツのニオイを嗅ぎ始めるくらいまで持ち込めたらいいですね。くんくん嗅ぎ始めたら「そうそう、おしっこおしっこ」などのキーワードで優しく応援をしてあげてください。
忘れてはいけないのは、「偶然の成功」を人間が見逃してしまうこと。迷い迷いやったことなので、その時に良いタイミングでほめてやり、その行為を肯定してあげることが大切です。
根気がいる作業です。そして観察力も欠かせません。しかし、お母さんのその気持ちがあればその子もわかってくれるはずです。
頑張ってください。応援しています。