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ケースワーク

犬にも相手に対しての好き・嫌いというのはあるのでしょうか?

質問

犬:ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
4歳 
オス
室内飼育
去勢済
同居動物はいない

お散歩中に他の犬と挨拶をする時、
ドッグランで遊ぶ時など相手の雄犬が去勢済み云々に関わらず
仲良くできる子とそうではない子がいます。
相手が仲良くなろうと寄ってきてくれていても
マズルに皺を寄せてうなったり吠えることがあります。
噛みついて相手に怪我をさせてはいけないので、すぐに引き離しています。
同じドッグラン内にいても相手が近寄ってこなければ、
こちらから向かって行って喧嘩をふっかけるようなことはありません。
見ているとしつこく匂いを嗅がれたりするのが嫌みたいです。
一方で初めて会う雄犬でも一緒に仲良く走り回って遊べる相手もいます。
何故なのでしょうか?

どの子とも仲良く遊べるようにしつける方法があったら教えてください。


回答

どの子とも仲良くなれるようになるのが理想的ですよね。
しかし、犬も人間と一緒でやっぱりどうも気に食わない、という相手が残念ながらいる場合もあります。
ここで何が一番大切かと言うと、「飼い主がNoといえばどんな行為も中断できる」こと。
やはり嫌いな子は嫌いなのです。犬の場合、自分より強いのか弱いのか、それとも同等なのか、が人間の言う好き嫌いの目安になりやすいようです。自分より強い子に「やられる前にやる」、自分より弱い子に「八つ当たりする」、または自分と同等な子と「力比べする」などなど、それぞれの犬たちの思惑は違います。
犬の世界は大変なもの。その世界を人間にとってもう少しやりやすいようにするためのひとつとして去勢や避妊手術があるのですが、だからといって自分たちの本能を捨て切れていない子たちは多々存在します。
ですから、「隣の犬皆友達」を望み、去勢をしているからと全員がそうなるというわけではないのです。
少なくともその子には「仲良くできる子」がいるのですね。それでいいではありませんか。ちまたにはどの子とも仲良くできない子が五万といます。
そして同時に、ドッグランなどではあなたの不在はあり得ないのですから、その子の行動にしっかりと目を追わせ、ヤバいと思ったときには即座に声を出してその子の行為を中断できるような距離にいる事です。

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