HOME<犬の問題行動

MENU
ケースワーク

仔犬の噛み癖

質問

ペットの種類/品種名:犬/コーギー
ペットの年齢:生後3ヶ月~生後5ヶ月歳
ペットの性別:メス
去勢・避妊:未
何についての相談:噛み
いつ頃からの問題:1ヶ月前から
飼育環境:室内
散歩頻度:10分以内
同居動物:飼っていない
タイトル:仔犬の噛み癖について
相談内容:
5ヶ月のコーギーのメスです。
我が家に来て三ヶ月になります。
とにかくあま噛みが酷く、どんな物にも噛み付きます。
壁紙を噛み破いたり、家具やソファなど色々な所を噛み、スリッパや靴も見つけてはすぐに噛します。
また、家族の指などを噛んではジャレて、嫌がると余計に噛んできます。
力を入れて噛むのではないのですが、飛び上がったりして噛み付くので痛い場合もあります。
二年前までコーギーの牡を飼っていてガンで亡くし、もう一度コーギーが欲しくて家族で迎える待望の女の子でした。
前のコーギーが大人しかったせいか、比べてはいけないと思いながらも悪いところばかりが目についてしまいます。
トイレが成功すると誉め、本人もとても喜び懐いてはいるのですが、噛みぐせが直らず まるで怪獣みたいです。
外に連れていくと大人しく、車の中では別人(別犬)のように大人しく噛んだりしません。
今後、噛み癖が治らなかったらと思うと憂鬱です。
噛み癖を無くしたいのですが、どのようにしつけたらいいでしょうか?


回答

今はお子ちゃまの時期です。噛むのはあたりまえ。噛みたくて仕方のない時期なのです。
本来ならその子の兄弟や母親と噛み合ってじゃれついては転がり回っているところ、人間の世界に飛び込んできたわけですから、噛む行為は子犬に取って「唯一知っているコミュニケーション方法」。
この時期には「止めていく」というよりも「噛むはけ口を提供してやる」ことが先決となってきます。

また、きっと獣医さんには「ワクチンが終わるまでは・・」と言われているかもしれませんが、もうお散歩をしっかりと開始してください。
心が刺激に飢えている時期でもあり、お外の環境でたくさんの刺激を与えてあげることが大切です。
今おうちでは刺激があまりにも少ないため、自分なりに工夫をして刺激を作り出しているところ。「動くもの」「かじれるもの」で刺激を作っています。だからこそ「動く人間の手や足」などがじゃれついてくる対象物となっているだけなのですね。

お散歩に時間が許す限り連れて行ってあげると、いろいろな刺激が心に流れ込み、心が満足します。この繰り返しで心を成長させていくことができ、今あなたが頭を悩ませている「甘噛み」は単なる「成長過程の一環」となり、いつのまにか無くなっている行為となります。
そうなるように、今のその子の噛みにはあまり反応をせず(コミュニケーションにさせないため)、噛みたい欲求のはけ口をお外に持っていってください。
あなたのガイドでどんどんといろいろな経験をさせていって、心を豊かに育てていってください。

小型犬と違い、甘噛みも半端じゃないでしょう。
しかも、前の犬と比べてしまうというのもよくあります。前の犬も「子犬のヤンチャな時期」があったはずなのですが、記憶に残っているのは「大人になって落ち着いている犬」。
「前の犬は手がかからなくて・・・」と言っていても、大人になってからの記憶が大変だった時期の記憶を塗り替えてしまっているため。
大丈夫。今新しく来た女の子も、いずれはそうなりますから(笑)

▲TOPへ戻る