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ケースワーク

犬同士の相性

質問

元々2歳になるオスのMダックスを飼っていて、
2週間前に2ヶ月になる同じMダックスのオスを飼い始めました。
最初はチビの方をゲージに入れて、顔合わせ状態にして慣らし始めました。
5日程断ってから、チビをゲージから出し、接触させてみたんですが、
いきなりじゃれ合いと言うか噛み合いが始まるんです。
2歳の子は温厚な性格で、散歩で他の犬も警戒するくらい怖がりなのに、チビが向かってくると豹変してしまうんです。
最初はお互い尻尾も振り、遊んでるように見えたんですが、
エスカレートしてきて歯をむきだしにして噛み合い、2歳の子がキャンキャン悲鳴をあげる始末。
ご飯も名前を呼ぶ時もゲージから出す時も可愛がる時も、
優先順位をつけてわかりやすいくらい2歳の子を一番にしてるんです。
相性が合わなすぎるのも、お互いストレスが溜まり病気になったりするのでしょうか?
この状態で一緒に飼っていけるんでしょうか??


回答

相手がお子ちゃまである以上、それこそ人間は関与したくないところです。下手に関与すると「助けを求める」「声を出したらなんとかしてもらえる」など人間に頼ってくることも。頼ってくることにより、ワンコとワンコの関係が崩れてきます。ひとりが痛そうな声を上げても、またひとりが逆上していようと、人間はできるだけ冷静に、相手にせずに見守っていてあげてください。
お互いがお互いを学んでいるところです。どちらか一方が強く出る、または身を引くという駆け引きをお互いが勉強しています。お子ちゃまはまだ乳歯なのでじゃれつかれると2歳の子はかなりの痛みを受けます。きゃんきゃん言っている時はいいのですが、いずれ「キレる」時が来ます。それならそれでいいのです。それが相手に痛さの限界を教えるからです。そうしながらお子ちゃまは「じゃれガミ」の程度を学んでいってくれるのです。
また、ケージから出した後ということがくせ者です。ケージから出した直後とはワンコが必要以上にはしゃいでしまいます。ですから不必要な興奮が出てきます。ただ、時間が経つにつれ、その興奮も自分たちがコントロールできるレベルとなってくるでしょう。
とにかくあまり干渉しないことです。どちらを先に、という優先順位もそこまで固執する必要はありません。ただ、それぞれに対ししっかりと向き合ってくれれば、その子たちはすくすくと育っていってくれることでしょう。
相性が悪いかどうかはまだわかりません。しかし、もし相性が悪いとしてもお互いは折り合いをしっかりと見つけていってくれるはず。いずれ、子犬が思春期になり、自分の強さを見せつけるようになるかもしれませんが、今の状態では成犬と2ヶ月の子であると、相性が悪いという可能性はかなり低いとしてみてよいと思います。

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