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ケースワーク

去勢後のトイレ

質問

ペットの種類/品種名:犬/ウェスティ
ペットの年齢:生後6ヶ月~生後8ヶ月歳
ペットの性別:オス
去勢・避妊:済
何についての相談:トイレ
いつ頃からの問題:1ヶ月前から
飼育環境:室内
散歩頻度:30分以内
同居動物:飼っていない
タイトル:去勢後のトイレ
相談内容:
生後8ヶ月のウェスティを飼っています。
散歩に行っても、おしっこやウンチは外で絶対しなかったのですが、
生後6ヶ月半を過ぎたあたりから、外でもするようになり、それと同時期にマウンティングもするようになりました。
すると、なぜか今までできていたトイレができなくなってしまい、ウンチは大丈夫なのですが、おしっこを部屋のあちこちでするようになってしまいました。
もしかしたらマーキングかもしれないと思い、前から考えていた去勢手術を10日くらい前にしました。
しかし、相変わらずおしっこをトイレではないところにしてしまいます。
でも、トイレの前まで行って前足だけトイレに入れて、結果、トイレからはずれてしまうということもあるので、トイレの場所がわからなくなったということはないと思うのです。ウンチはトイレでちゃんとしますし。
家族みんな困り果てています。
また最初からトイレトレーニングをやり直したほうがいいのでしょうか?
なにかいい方法はありますか?


回答

良くあるお話ですね。
その年頃は思春期に入って来て「男」に目覚め始めます。「男」としてのじぶんを誇示する「マーキング」のために、外ではもちろん、おうちの中でもし始めます。来客や、何らかの変化がある度に、自分のニオイをあちこちにつけ、自分の存在誇示と同時に、自分の気持ちを落ち着けようとする。そのためのマーキングなのです。
思春期に入る前に去勢をする場合なら一生足をあげずにペットシーツでする光景も良く見られますが、一旦足をあげ出すようになってからの去勢の場合は、「かけション防止」手段にはなりにくいと言えます。
しかし、去勢をしたばかり、ということもありますから、もう少し様子を見てもいいかもしれませんがね。

そのため、おうちの中で「おしっこ失敗」と取り、がむしゃらに止めたり、または「トイレトレーニングの場合は叱ってはいけない」と言われていることに従い叱らずにいたり、などと人間がまず困惑してしまいます。そしてその困惑した対応の仕方が犬たちをもっと困惑させてしまうのです。だんだんとお互いの流れを変な方向に行かせてしまうのです。

「かけションはかけション」です。
垂直なものに向かって足をあげ、自分のニオイをできるだけ高いところに残そうとする。このような行動をみた場合には全て止めていって結構です。
できるなら「おしっこかけようかなああ・・」と考えながらクンクンしている瞬間を狙って「こら!」「そこじゃない!」などと声をかけて気を散らし続けること。
同時にトイレでできたときにはしっかりと褒めてあげること。
今のように少しだけ足が出ている場合はそっとお尻を押して入れ込む、などの調整が必要になるかもしれませんね。

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